アウトドアファッション雑誌『GO OUT』の創刊編集長を務め、現在は『GO OUT』に加え、大人男子に向けたライフスタイルマガジン『THE DAY』の編集長も務めている、竹下充さん。今回は、アウトドアのプロの竹下さんにキャンプフェスの楽しみ方&今年開催のおすすめキャンプフェスを紹介してもらいました。

雑誌編集からフェス主催まで

写真: 竹下充編集長

―『GO OUT』といえば、雑誌はもちろん、フェスも主催していますが、竹下さんはどんな立ち位置で活動されているのですか?

2007年にアウトドアスタイルを紹介する雑誌として生まれた『GO OUT』の創刊編集長をやらせてもらって、創刊後しばらくたってから、雑誌のネタを探すというか、おしゃれなキャンパーが集まるイベントがあったらと思って、自前ではじめた「GO OUT CAMP」というキャンプイベントの運営や、アウトドアブランドとのコラボ商品の開発、PRのお手伝いなど、頼まれたことを何でもやる、雑用係の何でも屋的な立ち位置ですかね。

―「GO OUT CAMP」は今では数千人が来場する大規模イベントですが、最初はもっとこじんまりしていたとか。

そうですね。最初は数十人規模だったんです。キャンプが好きな仲間とアウトドアを楽しみながら、みんなが持ってきたテントとか他のギアとかで面白そうなものを撮影したりして、取材もまとめてやっちゃうという(笑)。

―雑誌のネタ集め的な意味もあったのですね。

自分たちでイベントをやれば、わざわざ個別にアウトドアギアを持っている人のところに取材へ行かなくていいわけで、むしろネタ集めがメインのイベントだったのですが、次第にたくさんの人が集まるようになって。はじめはライブもなかったくらいなのに、今では出演してくれるアーティストもだんだん豪華になってきました。

写真: GO OUT

―年間どれくらい『GO OUT』主催のイベントを行っているのですか?

先日開催したのですが、毎年4月には静岡のふもとっぱらで「GO OUT JAMBOREE」という主催する中では一番大きいものがあって、他にも6月に猪苗代、秋にまた春と同じふもとっぱら、そして最近では、関西や沖縄でも「GO OUT CAMP」を行っています。

―地方での開催も増えたのは読者からの要望ですか?

はじめは静岡だけだったのですが、日本全国どこでもキャンプ好きはいるので。ただどこも同じイベントではなくて、そのイベントごとの雰囲気がありますね。同じふもとっぱらでも、春は音楽寄り、秋はよりキャンプや外遊びの要素が強いといった感じです。

普通のフェスでは味わえないキャンプフェスの魅力

写真: GO OUT

―『GO OUT』が主催するフェスは、キャンプ中心の遊び方を提案していると思うのですが、普通のフェスでは味わえないキャンプフェスの魅力って何でしょうか?

まず普通のフェスって日帰りだったり、宿泊してもホテルや旅館なので、意外とゆっくりできる時間がないと思うんです。それに比べると、キャンプフェスはフェス会場の中や近くに泊まれるので、必然的に時間もあるわけで、一緒に来ている人と夜通し話すみたいなこともできる。

―一緒に来た人と濃い時間を過ごせると。

そうですね。さらに普通のキャンプと比べると、キャンプフェスって大部屋にみんなで泊まっているような一帯感があると思うんです。そもそもフェスに来ている時点で、音楽が好きだったり、アウトドアが好きだったりと、趣味の似ている人が同じ場所に集っているので、知らない人とも仲良くなれる確率も高いはずなんです。

写真: GO OUT

―キャンプだけよりもキャンプフェスの方が趣味も近そうですもんね。

僕はキャンプもするし、キャンプフェスにも行きますが、普通のキャンプとは違う楽しさがキャンプフェスにはあると思います。例えば、好きなバンドのTシャツを着たり、好きなお酒をシェアするために持っておいたりすると、それをきっかけに会場の人と仲良くなれるみたいな。そういう感じってキャンプフェスの醍醐味だと思うんです。

―さきほど言っていた「大部屋感」ですね。

そうです。例えば普通にキャンプ場に遊びに行ったときに、隣のキャンパーがコスプレっぽい格好していてもなかなか話しかけずらいけど、キャンプフェスで横になった人ならちょっと話しかけやすいみたいな。そういう出会いがあるのもキャンプフェスの魅力だと思います。

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